医院ブログ
ご覧いただきありがとうございます、めぐみデンタルクリニックの藤原です。
セミナー受講内容シェアその1.
メタジェニックスPLNセミナー「GI-MAPを取り入れた臨床適用と症例報告~『ひめのともみクリニック・プロトコル』のご紹介~」
です。夜のウェブセミナーでした。
生き物は物凄い数のウイルス、細菌、カビ等微生物と共生しています。手にアルコールシュッシュってやったって、アルコールがついてないところからあっという間に細菌達は戻ってきます。アルコールは経皮吸収もあるので、何が入ってるんだかわからない店頭のアルコールに未だ手を差し出す姿を見て正直哀れに感じます。。
あ、話が逸れました。
本日のウェブセミナーは医師向けのもので、近年の栄養療法の流れに沿うものでした。ざっくり言うと、血液検査で不足したものを補う以前に、各種検査で腸やストレスホルモン等を調べてまずはそこへのアプローチを行うというものです。
詳細はかなり専門的なので、へー、と思ったことだけシェアさせて下さい。
まずは日本人のピロリ菌の保菌率が75%、え、ほんと??
感染源から考えて地域性もあるとは思うのですが、そこまで高いのか、という印象でした。ピロリ菌は胃がんの原因というのは、一般にもかなり認知されているとは思いますが、ピロリの嫌なところは寄生虫のように胃に住み着いて宿主から栄養を取っていったり、胃粘膜を荒らすことで栄養吸収を妨げる原因になることです。ただ、見つかった!とすぐ除菌に走ると、かなり身体にダメージを与えますし、除菌後のケアも大事になります。一度も検査をしたことがない方は、是非一度受けてみて下さい。ただ、一回の検査で100%検出できないのも困るところです。。
あとは抗生物質の種類による特性と、どこに作用しやすいかというお話。風邪ですぐ抗生剤出す医者は早く絶滅してほしいですが、腸の細菌を整えるために使うことがあります。もちろん、諸刃の剣なので(悪玉菌だけ選択的に殺すことはできない)、ピロリ同様、前後のケアが必要です。めったに出しませんが、当院にある抗生剤も見直してみます。
口から腸は一繋がりですから、お口がダメな人が腸が良いはずないなぁとも改めて思いました。お腹の調子が悪い方、よければ診療中にお声がけくださいね。
それでは
神戸 三宮の歯科医院
めぐみデンタルクリニック
藤原めぐみ
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